スマホで情報を検索する瞬間は「4パターン」に分けられます。
●”知りたい”瞬間 Want-to-know moments
●”行きたい”瞬間 Want-to-go moments
●”何かしたい”瞬間 Want-to-do moments
●”買いたい”瞬間 Want-to-buy moments
これらは、消費者の”欲しい”という小さな瞬間で、消費者行動の原点です。
無視できない存在となったスマートフォン
日本のスマホ普及率が7割を超えた現在、消費者の行動も大きく変化しています。
例えば、扇風機が壊れて買い替えなければならなくなった時、みなさんはどうしますか?
昔ならば、家電量販店に行って扇風機を選び買い替えていました。
しかし現在はどうでしょう?
気になったものがあれば、まずはネットで検索をします。
パソコンはもちろんですが、いつも身近にある手元のスマホで最新機種を調べ、機能や、価格、デザインを比較検討します。
そして、そのままネットで買うこともよくある行動です。「家電」のEC化率は28%でもっともEC化率の高いジャンルです。(電子商取引に関する市場調査(2015年度))
もちろん、ネットで調べた後に、店頭に足を運び、実物を確認してから店頭で購入するケースもあります。
このように、消費者が何かを”欲しい”と思った瞬間にとる行動が、昔に比べ多様化しているのです。
この「消費者が”欲しい”と思った瞬間」に、目の前にあるデバイスを使って調べ・買うという瞬間のことをGoogleは、「マイクロモーメント」と提唱しています。
この数字を見て、ビジネスにどう役立てますか?
●”知りたい”瞬間
66%のモバイルユーザーがテレビCMで見た情報をモバイルで調べる
●”行きたい”瞬間
82%のモバイルユーザーが周辺地域の情報をスマホで検索する
●”何かしたい”瞬間
91%のモバイルユーザーが何かをする際のアイデアを得るためにスマホで検索する
●”買いたい”瞬間
82%モバイルユーザーが店頭で商品を購入する前にスマホで機能や評判を調べる
そしてこの”小さな瞬間”は、生活者が何かを決断したり、ブランドに対する好みを形成する大切な瞬間でもあります。
マイクロモーメントをどう活かすのか
1. リーチを増やす
消費者のマイクロモーメントを見つけて、ターゲティング機能を活用する
HOW-TOなどの動画は効果的
2. コンバージョンを増やす
それぞれのマイクロモーメントに最適な情報を最適なタイミングで届ける
スマホ対応は必須!
ユーザの気持ちに立って、どのマイクロモーメントが自身のビジネスにマッチするのか、そしてさらにマイクロモーメントを増やすことができないかを検討してみてください。
まとめ
消費者の”欲しい”という小さな4つの瞬間
●”知りたい”瞬間
●”行きたい”瞬間
●”何かしたい”瞬間
●”買いたい”瞬間
は、消費者行動の原点。
スマホが普及した現在では、その消費者行動の「原点」を活用できる、ネット(IT)の対応とマーケティングは、今後ますます重要事項となっていくでしょう。