CV(コンバージョン)とは、Webサイトにおいて最終成果と設定した‟Webサイトの目標”に至った行動をユーザがとったことを示します。
Webサイトを事業の成果に結びつけるには、CV(コンバージョン)の測定は最も大切な指標になります。ですので、まずは‟Webサイトの目標”を明確にしておく必要があります。
目次
CV(コンバージョン)の例
CV(コンバージョン)と設定する、‟Webサイトの目標”はサイトにより異なりますが、主な CV(コンバージョン)の例は、下記のようなものがあります。
- お問合せをする
- メールマガジンに登録する
- ショッピングサイトで買い物をする
- サポートページでサポートファイルをダウンロードする
- 資料請求をする
- イベントの申し込みをする
- アンケートに回答をする
- サイト閲覧数
- サイト滞在時間
アクセス解析でCV測定するには
サンクスページと呼ばれる、 CV(コンバージョン)の最終動作で表示されるページのセッション数やページビュー数、ユニークユーザ数を測定することになります。
メディアなどの情報サイトの場合は、滞在時間やページ閲覧数が CV(コンバージョン)とみなされる場合がありますので、それが一定数を超えた場合に計測をすることになります。
Googleアナリティクスで測定する場合には、「目標設定」をする必要があります。「目標のタイプ」でコンバージョンの対象を設定します。
コンバージョンを改善する方法は3つ
コンバージョンが少ない場合の改善点は3つです。
1.そもそものアクセス数(集客)を増やす
コンバージョン数を数式にすると下記になります。
「コンバージョン(CV)= アクセス数(集客) × コンバージョン率(CVR)」
ですので、アクセス数(集客)が少なければ、コンバージョン率を改善してもコンバージョンは増えません。
そこで、現状のアクセス数が適切なのかどうかを検討します。競合他社と比較してどうが、昨対と比べてどうか、と比較して、アクセス数を増やす余地があるのか、また、どの参照元からのアクセスが少ないのかを検討します。
具体的にアクセス数(集客)を増やす施策は大きくは下記の4つです。
- SEO、SEM
- インターネット広告
- メールマガジン
- 外部リンク参照元
2.離脱を減らす
アクセス数(集客)を増やしても離脱が多ければ、コンバージョンには結び付きません。
極端ですが、訪問された1ページ目で、しかも数秒間でサイトを去られてしまったのでは、サイトの目標(コンバージョン)は達成できません。※これを直帰と言います
まずは、訪問者が多く離脱(直帰)するページを確認し、その離脱理由を改善しましょう。
よくある離脱理由は、
- コンテンツがわかりにく
- ナビゲーションがわかりにく
- 検索フレーズとコンテンツの不一致
- ページの表示が遅く時間がかかる(ページが重い)
- 次にどのようなアクションをしてもらいたいのかを明記していない(ページが行き止まり)
さらに、どの参照元からの離脱が多いかもチェックをしてみましょう。
特定の外部参照元からの離脱が多い場合には、自社サイトの内容とユーザーがマッチしていないということが考えられます。
3.コンバージョンまでの導線を改善
訪問者が、コンバージョンをするまでには、必ず「入り口」と「出口」があります。そして、その間に必ず、クリックをしてページ移動を行います。
この入り口(アクセスされた初めてのページ)から、ゴール(コンバージョン完了ページ)まで、の道のり(ページ導線)を検討し決定します。どのページをたどってもらえれば、一番コンバージョンしてもらえるのか仮説でもよいですし、実際に一番コンバージョンされている導線でもよいです。
そして、その導線ページ内で離脱の多いページをアクセス解析を使って調べます。
なぜそのページは離脱が多いのか、仮説を立て、改善策を実行します。そして改善の成果がでているのかをアクセス解析で確認します。改善されていなければ、他の仮説を立てて改善の実行・・・と繰り返します。
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