ホームページの作成、運営するうえで、インターネットの利用状況を知ることは大切です。今回は、インターネットの利用実態が無料でわかる「コンシューマー バロメーター」をご紹介します。
目次
コンシューマー バロメーターとは
Googleが無料で提供する、インターネットの一般消費者に対するアンケート調査結果です。
コンシューマー バロメーターは、世界各地でインターネットがどのように利用されているかを理解するのに役立つツールです。
コンシューマー バロメーターは、消費者の分析情報を提供することにより、移り変わりの激しいデジタル環境でのさまざまな計画や意思決定を支援する無料ツールです。
マルチスクリーンにおけるインターネット利用の実態や、オンライン ショッピングでは、消費者の購入過程においてどのような働きかけが効果的か探るヒント。店舗での購買行動では、地元の企業や商品情報がいつどこでどのように検索され、生活者がどのような情報を求めているのか。海外ショッピング、オンライン動画視聴についても、データがあります。
コンシューマー バロメーターをおすすめする理由
ホームページを作成する場合や、改善施策を行う場合に、ユーザーのインターネットの利用状況を知ることは大切です。
Google Analyticsなどのアクセス解析を導入すれば、自社サイトの利用状況の把握はできますが、一般的なインターネットの利用実態は分かません。ですので、国やコンサル企業が発表する統計を利用しますが、店舗での購買行動や、オンラインショップの購入過程においての調査は少ないと思います。
Googleショッピング、AdWords広告を運用しているGoogleだけあり、「コンシューマー バロメーター」では、普通の利用統計にはない、消費者への効果的なアプローチを考える一つのヒントとなる、質問があることが特徴です。
特に、BtoC企業におすすめ
オンラインショッピング、ローカルショッピングについてのデータは、他にはないデータです。
例えばこのような質問があります。
質問: 最近の購入判断に関して、インターネットやアプリで、次のどれを行いましたか?
質問: 最近購入したものについて、最初に購入を考えてから最終的に購入を決定するまでの間に、どのオンライン情報源から情報を入手しましたか?
質問: 商品の情報収集や購入の際に具体的にどのような方法でこの商品またはサービスを最初に知りましたか?
質問: 最近購入したものについて、最初に購入を考えてから最終的に決定するまでの間に、どのオンラインまたはオフラインの情報源から情報を入手しましたか?また、どこで購入しましたか?
購入を思いついた瞬間から購入決断までの全過程で、インターネットは重要な情報源として利用されていることが分かります。
コンシューマー バロメーターの使い方
下記にアクセスをします。
https://apac.consumerbarometer.com/ja/
※日本語になっていない場合は、右上の言語で日本語を選択。
主な結果を見るをクリックすると、世界での利用状況が国単位での比較がでます。
左上のすべての地域で、「日本」を選択すると、日本国内でのデータに変わります。
各結果の右上の三つの丸のアイコンをクリックすすると、CSV、PNGでのエクスポート、共有などができます。
コンシューマー バロメーター調査手法
コンシューマー バロメーターでは、成人のオンライン ユーザー層を対象とするメインの「コンシューマー バロメーター調査」のデータと、成人のユーザー層全体を対象とし、「コンシューマー バロメーター調査」の結果を重み付けするために使う「インターネット コンシューマー調査」のデータを利用しています。
日本では、20歳以上のユーザーをサンプリングし、電話インタビュー、対面によって収集されているそうです。
あくまでの一企業が行っているアンケート調査ですので、一つのヒントとしてお役立てください。