こんにちは、Tomorrow Arch 中原です。
Webビジネスプランナーとして活動する中での情報を
みなさんにシェアしたいと思います。
先日、大分県内の事業者さま向けのWebマーケティング1Dayワークショップに
サポートスタッフとして参加しました。
その時に「ランディングページ」を作ったことがない、持っていない、
「ランディングページ」という単語を初めて知った、
という方も多くらっしゃいましたので、「ランディングページ」について書きます。
目次
ランディングページとは
「ランディングページ」を直訳すると「着地ページ」です。
ネットユーザーが、「初めて訪れるページ」という意味です。
業界内では、「LP(エルピー)」と呼ばれることが多いです。
狭い意味では、「インターネット広告のリンク先ページ」になります。
こちらの意味で使われることが多いです。
ランディングページの特徴
・他のページへのリンクがない(購入、お問合せ、資料請求などのボタンのみ)
・1ページで完結
・縦長
・目的が一つ(一つの商品、サービスについてのみを訴求する)
・切り口に応じて、1つの商品でも数パターン作られる事がある
ランディングページの目的
インターネット広告から来たユーザーに、「ランディングページ」を通じて
購入、お問合せ、資料請求といった「行動を起こしてもらう」ことです。
この、購入、お問合せ、資料請求といった「行動を起こしてもらう」ことをコンバージョン(CV)といいます。
つまり、ランディングページの目的は、「コンバージョンを増やす」ことです。
ランディングページとWebサイトの違い
下記の図のように、一般的には、他へページへの多数リンクは設けずに
「ランディングページ」は1ページだけですべての情報を伝えます。
ページ移動がなく上から下へ読み進めてもらえるということは、
ユーザーに、こちらの「意図した順序で情報を伝えられる」というメリットがあります。
そして、このシンプルな作りだからこそ、広告からのユーザーの反応を計測しやすく、
改善・改良を重ねやすいのです。
ユーザーの動きは、買うか買わないか、申し込むか込まないか、の2つに一つです。
ランディングページの重要性
マーケティングの自動化
コンバージョン率(購入率、成約率)の高いランディングページが出来れば、
購入、お問合せ、資料請求といった、マーケティングにおいて最も需要な部分を
24時間、365日、自動的に行ってくれます。
改良を重ねてブラッシュアップしたLPは、5年、6年、7年と長く使われることもあります。
成果の試算、売上見込みが立てられる
ランディングページのコンバージョン率(購入率、成約率)の平均がわかれば、
何人のユーザーが、ランディングページに訪れると
売上目標を達成できるのか試算が可能になります。
赤字の出ない広告費予算を決めれれる
同じく、ランディングページのコンバージョン率(購入率、成約率)の平均がわかれば、
1顧客あたりにいくらまでの広告費を掛けられるかの試算が可能になります。
博打のようなメディア広告ではなく、収益を維持しながらの広告運用が可能になります。
ランディングページを作るコツ
「ランディングページ」の目標、ゴールを決め、オファーを決めます。
そして、どんな人が欲しいと思うか、ターゲットをしっかりと絞り、
そのターゲットの気持ちになって「訴求シナリオ」を作ります。
「ココだけ、今だけ、あなただけ」と念頭に考えましょう。
1万人に一人が欲しい!と思ってもらえるシナリオを作ることができれば、商売は成り立つといわれています。
訴求シナリオの内容例
- キャッチコピー
- サブコピー
- メインビジュアル
- 問題定義、気づき、きっかけ、共感
- ベネフィット(商品で得られる利益)
- 差別化、特徴、特異性
- 商品概要、バリエーション、申し込みの流れ
- お客様の声
- FAQ
- 求める行動、オファー
シナリオ作りに7割
しっかりと絞りこんだターゲットが、
買いたくなる理由を深く考えます。
ターゲットユーザー心理を想像し、
どのような切り口で訴求をするのかを作り込みます。
買いたいものは商品ではありません。
有名な話ですが、「電動ドリルを買いに来た人が欲しいものはドリルではなく、「穴」が欲しいのです」
ですので、楽に穴を開けられるものであれば、電動ドリルでなくてもよいのです。
このドリルを買えばいかに「楽に穴」を開けることができるのかをリアルに想像できるよう訴求をします。
ドリルマニア向けならば、詳細スペックが重要になりますが、一般的には、「いかに楽に」「いかにきれいに」穴があけられるか、「買った後の自分、仕事がどうなるか」を表現しましょう。
お客さまが求めている「問題の本質的な理解と整理」というプロセスが重要になります。
改善、テストを続ける
インターネットの良いところは、すぐに変更ができる事、結果をすぐに数値化できることです。
「ランディングページ」立ち上げ当初は、少額予算で広告をするテストマーケティングを行い、
しっかりとしたCVRがあげられるようになったら、広告予算を増やして、ドンと儲ける、ということが可能です。
一度作って終わりではなく、アクセス解析で検証を行いながら、改善を重ねていきます。
その時の注意点は、一度に変更する箇所は1か所のみ
複数箇所を変えると、良い結果にせよ、悪い結果にせよ、理由がはっきりしません。
良かった時には、良かった原因を見つけられれば、他の商品やキャンペーンで再現できます。
悪かった時には、1か所を戻すだけで、簡単にもとのページに戻せます。
複数同時に改善をしてしまった場合には、戻すのも大変です。
昨日、東京のLPクリエイターさんに伺った話ですが、
「両足ジャンプはするな!常にピボットで、片足ずつ動かせ」と上司に言われて育ったそうです。